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 14、15日の大学入試センター試験を皮切りに大学受験シーズンが始まる。慶応大学や横浜国立大学などがあり、遠隔地の高校生らが数多く受験のために宿泊する横浜市内のホテルは、顧客獲得を目指して様々なサービスを競っている。

 みなとみらい地区の「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」は今月から受験生限定プラン「みちびき」(朝食付きシングル1万6千~2万7千円)のサービスを始める。高さ約140メートルのホテルの最上部に取り付けられた女神像の「みちびき」という名前と「合格をみちびく」をかけた。

 ルームサービスの朝食には、記憶力を高めるというおからの入ったスープ、脳を活性化するというキノコ入りのオムレツ、目によいブルーベリーなどが並ぶ。調理担当者は「栄養が取れ、油分が少なく胃もたれしにくい。受験の朝にぴったり」と胸を張る。

 2年前から受験生プラン(同1万8千円)を始めた横浜駅前の「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」は、静かに過ごせるようにカップルの部屋やエレベーターから離した部屋を確保するほか、プラン限定の“カツ”サンド入りの弁当を1890円で売る。

 前年より1カ月早く予約を受け付けたところ、受験のピークを迎える2月の予約が50%増えた。半分以上がツインやトリプルで、受験生が親と泊まるという。

 ホテルはこのほか、グループ会社のゴルフ場「甲府国際カントリークラブ」(山梨県笛吹市)にある「嫌でも入ってしまう」といわれるバンカーの砂を詰めた小瓶をお守りとして390円で売っている。

 両ホテルの担当者によると、年始や3月の卒業旅行シーズンのはざまにあたる2月は例年、客室の稼働率が落ちる。そこで、この時期にちょうど重なる受験に目を付けたという。

 10年前から受験プラン(同8500~1万1800円)を続けているのが横浜駅前の横浜国際ホテル。従業員が東京都文京区の湯島天神まで赴き、宿泊客が合格するよう祈祷(きとう)を受け、お札を持ち帰ってホテルのカウンターに飾っている。

 少子化などで受験生の宿泊は減ってきたが、それでも2月は最大で客の3割を占め、他の月より売り上げも大きいという。担当者は「受験生は大事なお客様。今年もお札を置いて万全な態勢で迎えたい」と話す。

 新横浜駅前の新横浜プリンスホテルも毎年、ホテル内で文具や食品を売る店の買い物券(500円分)がついたプラン(同9500円)を提供。担当者は「合格すれば家探しでまた泊まってくれる」とそろばんをはじいている。

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