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 東日本大震災(3月11日)の教訓を、近い将来起こるとされる東海・東南海・南海地震に生かそうと、防災について学んでいる和歌山大学付属小学校(和歌山市吹上)の4年生30人が26日、研究の成果を同市本町の京橋プロムナードで発表した。

 震災以降、児童の防災への関心が高まっていると感じた担任の梶本久子教諭が、4月から社会科と総合的学習の時間を利用して実施。県や市の防災担当者のほか、安政南海地震(1854年)で津波から住民を救った浜口梧陵について「稲むらの火の館」(広川町)などを訪ねて学習を重ねてきた。

 この日は、児童が5班に分かれて発表。避難所などを示した手作りの和歌山市内のジオラマや、フィールドワークを基に避難経路を記した防災マップなどを披露した。どの班も、岩手県釜石市で多くの児童や生徒が日ごろの学習の成果で、津波から逃れて助かった“釜石の奇跡”に触れるなど、意識の高さをうかがわせた。

 その後、津波などの災害から故郷・和歌山を守るため、「訓練をして津波に強い子供を目指します」と大きな声で宣言。発表した杉本菜緒さんは「勉強を通じて訓練の大切さがよくわかりました。自分も浜口梧陵のような人を目指したいです」と勉強の成果を振り返った。

 梶本教諭は「児童だけでなく、家族まで防災に対する意識が高くなってきた。大人を巻き込んで災害に強い県したい」と話した。今後、市や県に学習の成果を基にまとめた提言書を提出する予定だという。

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