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 高校生の子供を持つ親の17%が、自分の子が「ネットいじめ」をするかもしれない、と心配していることが、フィルタリングやURLデータベース化事業をしている「ネットスター社」(東京都渋谷区)の調査で分かった。一方、高校生は32%が「ネットでは面と向かって言えないことも書き込める」と、ネットでのコミュニケーションの特質を認識していた。

 調査は08年9月9、10日の2日間、高校生の男女計約1200人、高校生の子供を持つ男女計約1200人にウェブアンケート方式で聞いた。回答者の割合は学年、男女ともにそれぞれ均等。高校生のうち、インターネットへの接続方法は、パソコンからが6割で、パソコンと携帯電話が同じくらいが25%、携帯が多いのが10%だった。

 子供のネット利用について、保護者が心配しているのは「長時間利用」が一番多く49%だったが、「ネットいじめをする」(17%)、「知らない大人を誘う」(9%)、「知らない同年代の友達を募集する」(10%)など、加害者になる懸念も少なくないことが分かった。子供がネット上で知らない人と出会った経験があると思っている親も13%いた。

 しかし、子供の携帯電話の利用状況について、親が把握しているのは「料金」の94%が最多で、「サービス」は4割、「利用サイト」は2割に過ぎない。子供が作成しているブログやプロフにどんな個人情報を掲載しているか「全く知らない」「掲載している情報はない、またはサイトを作成していない」と思っている保護者が合わせて7割に上った。

 一方、中高生に人気の「モバゲータウン」は、高校生の56%が見たことがあるが、親は21%。ネット上の自己紹介サイト「前略プロフィール」や「ニコニコ動画モバイル」は4割近い高校生が見たことがあるのに対し、親は5%以下で、高校生がアクセスしているサイトを、親はほとんど見ていない。

 プロフやブログ更新などのため、携帯電話からネットを使っている高校生は42%。男女別では女子の割合が高く、58%に上る。高校生が自分のプロフで公開しているのは「性別」「年齢または学年」が7割以上、学校名29%、自分の顔写真21%、フルネームも11%いた。高校生が載せている個人情報の内容は、同じ参加型サイトでもプロフ、ブログ、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、掲示板でそれぞれ違う。どの参加型サイトでも、性別や学年を掲載している割合が多いが、全体的にプロフへの掲載率が最も高い。逆に最も低いのが掲示板で、高校生が掲示板を警戒していることが読み取れる。

 また、プロフやブログを読んだり、書き込んだりする時、高校生の32%は「ネットでは面と向かって言えないことも書き込める」と感じていた。「いつもより強気に出てしまう」(16%)「みんなに注目されたい」(15%)など、ネットでのコミュニケーションの難しさをを認識していることが伺える。


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