×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
食物栄養学の学生が大分県内各地に出かけ、伝承料理や食事作法を広げる「WA(わ)―SHOKU(しょく)女士隊」が発足した。伝統食文化を見直そうと、大分県が大学や民間団体と始めた「おおいたWA―SHOKU運動」の一環。まずは大分独自の伝統料理「じり焼き」で地元食材・食文化をアピールする。
女士隊には別府大短期大学部、別府溝部学園短大、東九州短大の学生が参加。ユニホームは学生がデザインした黒と赤のエプロン。各地の行事に出かけて「WA―SHOKUレストラン」を開く。伝承料理の普及に取り組んでいる宇佐市の金丸佐佑子さんが指導にあたる。
じり焼きは小麦粉を水で伸ばして焼いた皮で好みの具を巻いた伝統食で、おやつや代用食として県内で昔から食べられてきた。女士隊は県産米粉を使ったじり焼きを作って各地で試食してもらう。金丸さんは「地元食材を使い、手軽な朝ご飯にもなる。県外にも発信できる料理」と話す。
「WA」は○に通じ、家族で輪になって食べる意味や、食事作法や栄養バランスが良いとの意味を表すという。県は今年度と来年度の活動費計約1千万円を支援。担当者は「運動で、地産地消や食事マナーも含めた食文化の伝承を広げていきたい」と話す。県出身のシンガー・ソングライター、今成佳奈さんがテーマソングを作詞作曲した。
PR
この記事にコメントする