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大阪市の橋下徹市長は21日午前、野田内閣の閣僚らと相次いで会談した。このうち中川文部科学相との会談では、大阪維新の会(代表・橋下市長)の教育基本条例案に文科省が異議を唱えたことに関し、「政治家は教育について何も語るなということか」と詰め寄る場面もあった。
20日に与野党幹部と会談を重ねた橋下市長は、21日午前だけで7人の閣僚に面会するなど、精力的にあいさつ回りをこなした。
中川文科相との会談で、橋下市長は、「首長による教育目標の設定」を定めた教育基本条例案について、文科省が「目標設定は教育委員会の職務権限に属するもので、首長にその職務権限はない」との答弁書をまとめ、16日に閣議決定されたことに触れ、「首長をバカにするような決定だ」と反論。「目標を決めることが出来ないなら、何を基準に予算査定をするのか分からなくなる。政治家は教育について語るな、ということになる」と迫った。
これに対し、中川文科相は「今の法律では、目標を決めるのは教育委員会だと規定している。条例案は法律の規定と矛盾するという解釈を出したが、教育について語るなということではない」と釈明した。
細野環境相とは、東日本大震災で発生したがれきの受け入れについて協議。橋下市長は、大阪で安全性に関する独自基準をまとめていることを紹介し、「基準さえしっかりすれば、がれきの受け入れはしっかりする」と表明した。
また、蓮舫行政刷新相には、「外郭団体全廃の大号令をかけている。市役所が外郭団体に発注している仕事は原則全部公募にする」と市政改革の意欲を強調。蓮舫氏は「競争性を担保して中身を競わせればコストとサービスが良くなる。気兼ねすることなくやるべきだ」とエールを送った。
橋下市長は21日午後、市長選で支援を受けた東京都の石原慎太郎知事らとも会談する。
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