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◇昨年度比2.9ポイント改善
文部科学省は2日、一定規模以上の全国の私立学校(幼稚園、小中高校、特別支援学校)の校舎2万491棟のうち、10年度現在で耐震化工事が必要とみられる校舎が全体の29・8%にあたる6112棟あったと発表した。09年度は32・7%で、耐震化率は2・9ポイント改善した。
調査は、2階以上または延べ床面積200平方メートル以上の校舎が対象。耐震基準が厳格化される81年以前に建築された校舎9379棟のうち、49・1%の4608棟は耐震診断すら行っていなかった。さらに、実施済みの校舎4771棟のうち1504棟は耐震性が劣ると判断された。82年以降に建てられた校舎は耐震性があるとした。
東海地震に備えて防災対策が進んだ静岡、愛知、岐阜、三重県などは80%以上の耐震化率だったが、阪神大震災を経験した関西では京都府56%、大阪府63・7%、兵庫県65・7%と低水準だった。
公立学校の10年度現在の耐震化率は、これまでの調査で幼稚園66・2%、小中学校73・3%、高校72・9%、特別支援学校87・9%と判明している。
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