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iPS細胞(新型万能細胞)をつくり出すことに成功し、第26回京都賞を受賞した京都大教授の山中伸弥さん(48)が16日、京都市左京区の京大百周年記念ホールで、京都市内の7つの高校の生徒に特別授業を行い、これまで歩んできた道のりや人生観などを講義した。
山中さんは、府立嵯峨野高、京都市立堀川高、私立洛星高など7校の約500人を前に、博士研究員(ポスドク)の時代に米国で研究をして「ビジョン(長期目標)とハードワーク」の大切さを学んだ経験を紹介。iPS細胞をつくり出すまでの様々な苦労に触れ、人生の変転は予想できないことの故事「塞翁さいおうが馬」を引き合いに出し、「一喜一憂しないことが大切。失敗するのは恥ずかしいことではない」と語りかけた。
続く質疑応答では、生徒たちが「iPS細胞をつくるうえで一番難しかったことは」「学生の海外留学についてどう思うか」などと質問。山中さんは「困難が予想されたので、iPS細胞をつくる実験を始める決心をするのが難しかった」「チャンスがあれば、若い間に海外に行ってほしい」などと答えた。
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