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大阪府の橋下徹知事は9日、府の戦略本部会議で、来年度の予算編成で公立の小・中・高校の教員ら約500人を海外視察に送る方針を示した。私立学校の教員を含めるかどうかも検討する。文部科学省教職員課は「国の今年度の教員海外研修でも500人。自治体では聞いたことがない規模だ」としている。
橋下知事は今月3~5日、府教育委員や高校の教員とともにソウルを訪れ、英語教育に力を入れる小学校や、英才教育を推進する高校などを視察。現地の教員と議論を交わしたばかり。知事は「(明治時代の)『岩倉使節団』ではないが、一定規模の教員に(海外を)見てもらいたい」と意欲を示した。
府教委は今年度、府立高校のトップ10校を指定して来春からスタートする「進学指導特色校」の準備のため、10校の教員と府教委の指導主事ら計30人の海外視察費500万円を計上。8月にシンガポール、11月にソウルを訪れ、12月には上海を視察する。
これに対し、橋下知事の来年度の構想は規模を大幅に広げるもので、「韓国の視察は非常に効果があった。僕は教育に最も力を入れていく。僕が色々言うより海外の現場を見てもらう方が早い」と理由を語った。
ただ、府が8月に試算した来年度の収支不足は約600億円。橋下知事は府職員の人件費カットの延長の意向を示している。
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