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文部科学省は、優れた防災教育の取り組みを全国の学校にも導入してもらうためのサイト「防災教育支援推進ポータル」を開設した。平成22年度までの3年間に実施した防災教育モデル事業の13件を紹介。事業の担当窓口や担当者の連絡先も掲載し、実際に連絡して指導を受けることもできるようにした。東日本大震災を機に防災教育の必要性が高まる中、自治体や大学とも連携してノウハウを共有できるサイトを目指す。
モデル事業では「地震」「津波」「風水害」「集中豪雨」など分野とともに取り組んだテーマを紹介する。20、21年度にモデル事業に選ばれた岩手県釜石市のテーマは「子供の安全をキーワードとした津波防災」。子供の行動範囲に合わせた避難経路の安全点検に学校や地域で重点を置き、東日本大震災の津波でも多くの子供たちの命が救われた。
このほか、東京大地震研究所による「首都直下地震防災教育と避難所設営シミュレーション」や、兵庫県などが阪神大震災の教訓から作成した障害者らにも対応した教材などを紹介している。
それぞれの事業には「担当者」の欄があり、実際に教育プログラムの作成に携わった研究者らの所属やメールアドレスが記載されており、防災教育で参考にしたい学校が連絡を取れる仕組みになっている。
現在、モデル事業のほか、文科省や群馬大大学院などの防災教育関連のリンクが9件あるだけだが、文科省では協力してくれる大学や研究機関のリンクをさらに増やしていく計画。担当者は「大学や研究機関がそれぞれ取り組んできた成果を一元的にまとめることで、新たな取り組みの発信や共有の場を構築していきたい」と話している。
サイトのアドレスはhttp://www.jishin.go.jp/main/bosai/kyoiku-shien/bosai.html
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