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和歌山県出身のスポーツ選手ゆかりの品などを展示し、和歌山のスポーツの歴史を後世に伝える「和歌山スポーツ伝承館」が来年4月、和歌山市本町の商業施設「フォルテワジマ」3階にオープンする。
2015年の「紀の国わかやま国体」の機運を高めるとともに、中心市街地の活性化にも役立ててもらおうと、野球やラグビー、相撲など各競技の関係者らで構成する実行委員会が県から委託を受け、整備を進めていく。
県からは、ベルリン五輪(1936年)で日本人女性として初めて金メダルを獲得した水泳の前畑秀子選手(1914~95、橋本市)、北京五輪レスリングフリースタイル60キロ級銅メダルの湯元健一選手(和歌山市)、サッカー日本代表の駒野友一選手(海南市)、野球では殿堂入りした海草中の嶋清一投手(和歌山市、1920~45)ら多くのアスリートを輩出している。
伝承館では、こうした選手の活躍を写真や映像を交えて振り返る。五輪のメダルについても展示できるように交渉を進めていくという。甲子園で春夏連覇を果たした箕島高校など高校野球の県代表チームの活躍を伝えるスペースも設けられる。
また、プロ野球投手の球速を打席で体感できるコーナーの設置も予定されており、幅広い年代で楽しめる内容を目指している。
国の「ふるさと雇用再生特別基金事業」の一環で、県が今年度約1490万円の予算を計上し、実行委に事業を委託した。
年間5万人の来場者を見込み、2012年度からは実行委が単独で事業を継続していく予定。実行委員長を務める県立医科大の板倉徹学長は「和歌山にはスポーツで功績を残した人が多く、その人たちの活躍を後世に伝えていきたい」と話している。
実行委は、伝承館の愛称を募集している。応募は〒640・8033和歌山市本町2の1、フォルテワジマ6階の和歌山スポーツ伝承館実行委員会(電話・ファクス073・423・2215)へ。20日必着。
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