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 関連病院からの不透明な資金提供が明らかになった和歌山県立医大(和歌山市)で、腎臓内科・血液浄化センター(医局)に所属する秘書や研究補助員の給与を、複数の透析関連病院が11年末までの十数年以上にわたり、肩代わりしていたことが分かった。少なくとも3人に数千万円が支給されていたとみられる。実際には医局で勤務していたのに、病院の職員を装って健康保険や雇用保険にも加入させていたという。医師派遣などを背景に、関連病院が医局に利益を供与する不明朗な関係が明らかになった。

 関係者によると、元秘書の女性は98年ごろから医局で勤務。経理などの事務を担当し、10年に退職した。元研究補助員の女性は99年~11年末、医局で他の医局員を補助するほか、自らの研究もしていたという。2人とも医局が募集し、常勤していたが、元秘書の給与は和歌山県有田郡の病院が負担。元研究補助員の給与は堺市の病院が支給していた。1人当たりの月給は20万円前後だったという。

 一方、医局は有田郡の病院に非常勤で医師を派遣。堺市の病院は、施設開設時に医局の協力を得たり、医局から常勤医師が就職したりしていた。前任の研究補助員の給与も負担。この病院は盆暮れに、現金を前教授(64)に持参していた。

 前教授は取材に、病院による給与負担を認めた上で「おかしいと感じていたが、慣習を壊すわけにもいかなかった。辞めさせるわけにもいかず、研究生という形になってもらった」と話した。有田郡の病院事務長は取材に「(元秘書は)うちの職員。透析専門の事務について医局に勉強させに行っていた」と釈明した。堺市の病院は取材に応じていない。

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