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「大学での補習」について、3日までに1434人(男性1191人、女性243人)から回答がありました。
「大学で義務教育レベルの補習を行うことに賛成か」では「NO」が71%に達しました。「大学生の学力は低下傾向にあると思うか」は「YES」が93%。「現在の大学数は多すぎるか」は「多すぎる」が89%に上りました。
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(1)大学で義務教育レベルの補習を行うことに賛成か
29%←YES N O→71%
(2)大学生の学力は低下傾向にあると思うか
93%←YES N O→7%
(3)現在の大学数は多すぎるか
89%←YES N O→11%
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需給が一致
東京・女性団体職員(56)「かつての大学の平均水準と比べると情けないが、需要と供給が一致した結果だから、とやかく言うこともない」
兵庫・男子大学生(24)「最低限の知識がないと講義を受けてもつまらないし、中退の原因になっている。ただ、補習をしたからといって、学生に意欲がなければ無意味。社会で役に立つ講義を、卒業に必要な単位数の3分の1程度でも義務化してはどうか」
京都・男性教師(39)「改善のため補習と同時に、大学自体を整理統合する制度改革や、高校卒業時の進路の多角化の模索、初等中等教育の立て直しなどを進めていく必要がある」
神奈川・男性自営業(80)「大学入学を容易に、卒業のレベルを高くすべきだ。理科系の素養が皆無だと困るが、要は実務ができ人格ができていればよい」
千葉・男性大学教員(66)「私立大の教員をしているが、四則算がまともにできない子供が大勢いる。だが大学では学生が分かろうがどうかにお構いなく、役に立たない授業をしている。『改革』を試みても、なぜかほぼ全員で抵抗するのが現状だ」
最先端研究が本務
東京・男子大学生(23)「義務教育段階の知識もない人が大学生としてふさわしい学びができるとは考えにくい。そんな学生に税金を投入するくらいなら、奨学金の拡充や国立大の授業料減額などに費やすべきだ」
神奈川・女性会社員(39)「カナダの大学を卒業したが、公立のみで教育レベルは高い。レベル維持のため毎年、下から3%の学生を放校する大学もあるくらいだ。このように大学は自力でついていける学生のみ行くべきだ」
宮崎・男性自営業(44)「補習を受けるような学生が入学するのなら、入試の意味がない」
福岡・男性医師(53)「若年人口の減少に合わせて大学は淘汰(とうた)されるべきだ。しかるべき能力がある者が進学するのが本来の姿」
北海道・男性教師(43)「どうして中学、高校の補習を大学がしなければならないのか。最先端の研究を行うのが本務だ」
神奈川・男性自営業(60)「消費税増税の前に削減すべきところはたくさんある」
【用語解説】大学生の学力低下
文部科学省の「学校基本調査」(平成23年度速報値)によると、全国の大学数は780校で短大数は387校。大学・短大現役進学率は54.5%でした。19年度の文科省大学入試室の調査では、推薦・AO入試による大学入学者は私大で49.8%。実施学部の8割以上で学力検査がありませんでした。大学進学を希望する高校3年生の秋の勉強時間(平日)は1時間程度以下が36.6%(高校生の進路追跡調査)。特別な学習をすることなく、入学できる状況となっています。
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