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 群馬県桐生市の小学6年生、上村明子さん(当時12)が10月に自殺し、学校側が「学級でいじめがあった」と認めた問題で、明子さんが亡くなる前日、保護者側が「真剣に学級の立て直しに動くべきだ」と校長らに訴えていたことが分かった。一部の父母らは明子さんのクラスが学級崩壊状態にあることを気づいていたが、それを生かし切れなかった。

 明子さんが亡くなってから23日で1カ月。市教委は、いじめと自殺の因果関係について第三者委員会を設けて調査を深める方針を打ち出し、学校側は命の大切さを知る授業を開くなどしている。

 複数の保護者によると、10月22日夜に校長も出席したPTAの会合があり、明子さんの学級の児童の保護者でもあるPTA役員が「2学期になってからは特にひどい。中学に行ける状態ではない」と学級崩壊状態の深刻さを訴えた。その上で「(近く開かれる予定の)授業参観後の学級懇談会には保護者が全員集まり、真剣に考えないといけない」などと発言したという。

 だが翌23日に明子さんは亡くなり、代わりに緊急の学級保護者会が開かれた。

 明子さんの学級について複数の父母らは1学期から、担任教諭に「うるせー、くそばばあ」と言ったり、授業中に勝手に教室を出て行ったりする児童がいることに気づいていたという。ほかの学級の保護者にも「授業中に鏡を出して髪の毛をいじる子がいる」といった話が伝わっていた。

 学校がまとめた報告書によると、明子さんの学級はクラス替えをした4月当初から落ち着きがない状態で、2学期に入りエスカレート。「きもい」「うざい」といった暴言が飛び交うなか、明子さんは容姿をからかわれ、給食時に1人で食べるなど孤立化していった。亡くなる2日前の校外学習では大声で泣きながら「給食を1人で食べている」と教諭に訴えた。


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