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 キャラクターやシール 嫌がらない工夫

 インフルエンザの流行で、子ども用マスクに注目が集まっている。昔に比べ、大きさや種類も豊富になっている。

 全国の学級閉鎖数(1月23~29日)が昨年同期に比べ約7割増加するなど、今冬、インフルエンザの流行が拡大している。患者の6割以上は14歳以下。幼稚園や学校単位でマスク着用を呼びかけるところもある。

 名古屋市の「徳重幼稚園」では先月下旬、年長児クラスの3人がインフルエンザを発症。その後、7人に感染したことから、全園児324人にマスクの着用を呼びかけた。「園内では全員マスクをつけて過ごしています。その成果か、その後インフルエンザは広がっていません」と同園。

 子ども用マスクといえば、かつてはほぼ学校給食用だけだったが、最近は種類も増えた。東京・墨田区の「アカチャンホンポ錦糸町店」では、子ども用マスクが15種類並ぶ。アンパンマンやピカチュウといった人気キャラクターの商品も目立つ。「子どもにマスクをさせたいという親は年々増えています。まとめ買いをしていく人も多い」と広報担当者は話す。

 子どもが着用を嫌がらないように、様々な工夫がされた商品も販売されている。

 日用品メーカー「ユニ・チャーム」の園児、低学年向け「超立体マスク キッズ」(5枚入り、546円)はシール付き。自分のマスクをシールで装飾できる仕掛けだ。同社によると、昨年10月から今年1月までの売り上げは前年同期比で8割増加した。

 「小林製薬」の「のどぬーるぬれマスク こどもマスク」(3枚入り、420円)は、香料付きの小さなフィルターをマスクに装着することで、ブドウやイチゴ、ソーダといった香りが楽しめる。サイズは園児、低学年用と高学年用の2種類。

 育児用品メーカー「ピジョン」が昨年出した「はじめてのマスク」(3枚入り、483円)は1歳6か月から使用できる。赤ちゃんの口にマスクが張り付かないよう、ドーム形に設計されている。口元に空間ができ、呼吸がしやすいという。

 「赤ちゃん用が欲しいというママの声を受け、商品化した。想定を5割上回る売れ行き」と同社担当者。

 子どもの感染症に詳しい川崎医科大(岡山県)の中野貴司教授は「マスクをさせれば万全というわけではない。手洗い、うがいはもちろん、子どもを連れて人混みや寒い中をむやみに出歩かないことも大事」と指摘。「低年齢の子どもは呼吸機能が未熟な部分もある。使用の際は、息苦しくなっていないか注意して。自分でマスクを取り外せないような低月齢の子どもにはさせないでほしい」と助言している。

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