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文部科学省は10日、10年度の「子どもの学習費調査」の結果を発表した。高校生の保護者が払った学習費の総額は前回の08年度に比べ、公立が12万2722円減の39万3464円、私立が5万8135円減の92万2716円で、ともに94年度の調査開始以来最低だった。10年度に高校授業料無償化が導入され、大幅減となった。
公立高の学習費の内訳は、授業料や通学費などの学校教育費が11万9268円減の23万7669円で、08年度に11万6628円だった授業料がゼロになった。しかし、学習塾費や家庭教師費などの学校外活動費も3454円減の15万5795円と、他の学習費も減った。文科省の担当者は「高校授業料無償化で学校外活動費が増えることも予測されたが、大学進学に備えた貯蓄に回ったことも考えられる」との見方を示すが、家計消費に回った可能性もある。
一方、私立高の学校教育費は9万7878円減の68万5075円で、学校外活動費が3万9743円増の23万7641円。高校授業料無償化制度で、私立高にも公立高の授業料に見合う年額11万8800円(原則)が支払われ、授業料との差額を生徒側が負担する。
幼稚園から高校まで全て公立に通った場合の学習費は503万8522円、全て私立の場合は1701万6469円で、公私の開きは約3・4倍で前回の約3倍から拡大した。
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◇10年度に保護者が払った学習費総額◇
公立 私立 公私の開き(倍)
幼稚園 23万1920円 53万7518円 2.3
(2296円) (▼3708円)
小学校 30万4093円 146万5323円 4.8
(▼3630円) (7万2583円)
中学校 45万9511円 127万8690円 2.8
(▼2万 970円) (4万2431円)
高校 39万3464円 92万2716円 2.3
(▼12万2722円) (▼5万8135円)
※カッコ内は前回の08年度調査との差額。▼はマイナス
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