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 学校教育の現場に新聞を生かすNIEの実践報告会が18日、高知市であった。実践校に指定されている高知県内の小中高8校が、新聞を使った日頃の授業を紹介。今年は東日本大震災をテーマにした学校が多かった。教員ら約50人が聴いた。

 明徳義塾高3年生は震災直後、新聞記事を使って震災を特集する壁新聞をつくり、募金も集めた。自身の夢と絡め、たとえば医療関係の仕事を希望する生徒は被災地医療を調べた壁新聞を作成。有志で「福島原発事故による風評被害」をテーマにした壁新聞もつくり、文化祭で発表した。図書館司書の上田由紀さんは「自分の将来も見据えた意識の高い取り組みができた」と話した。

 南国市立十市小の6年生は修学旅行で広島に行った後、平和や戦争をテーマにした新聞を作った。東日本大震災の記事を読んだ感想も書き、それを使ってクラス担任が学級通信「熱中時代」を発行している。

 馬路村立馬路中は、家族を亡くした女子高校生がトランペットを吹く記事を読んで意見交換。自分たちができることを考え始めたという。

 高知商業高の西岡秀和教諭の授業では、クイズ形式で時事問題を学んでいる。「生徒は自分たちの世界で精いっぱいで社会への関心が薄い」とし、「自分も大学を出るまで新聞を読んでいなくて、知らない所で勝手に社会が動いていったことに後悔している。生徒には自分自身で情報をつかみ取るようになって欲しい」と話した。

 高知市立江ノ口小の岡隆太教諭は、4年生の体育の授業で新聞を取り入れた。鉄棒の特集記事を読み、逆上がりのコツや鉄棒の面白さを書いた「鉄棒新聞」を3人一組で作成。それを使い、交流学習で3年生に鉄棒を教えた。岡教諭は「発信するために作ったことで、相手や目的を意識した表現活動になったと思う」と成果を話した。

 このほか土佐中は夢をテーマに一人ひとりが研究発表。土佐清水市立下川口中は英語新聞づくりなどについて、宿毛高は1年間の授業のまとめに自分を表現する「自分新聞」をつくったことを発表した。

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