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少人数授業や全国学力調査への不参加など、国の方針と一線を画す教育改革を進めてきた愛知県犬山市の瀬見井久教育長(72)が、任期途中の11月20日に退任する意思を固めた。政権交代を踏まえて、「国の教育も犬山と同じ方向に進んでいくと確認できた」と、退任の理由を述べた。
犬山市は、少人数授業や少人数学級を全国に先駆けて導入。独自に作成した副教本や「学び合い」の授業は全国的に注目を集めた。瀬見井教育長はその中心的な役割を果たし、国が07年度から始めた全国学力調査では、公立校で全国唯一の不参加を2年連続して主導した。今月7日、鈴木寛・文部科学副大臣に「学力調査は目的を行政調査に絞って抽出調査にすべきだ」と進言。文科省は、来年度から抽出に変更することを正式に決めた。
瀬見井教育長は朝日新聞の取材に、「義務教育のあり方をずっと問題提起してきて、一区切りがついた」と語った。
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