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 大阪府内の公立高校で23日に実施された2011年度の前期入試では、全国学力テストで課題とされた知識の定着度や活用力を重視する一方、難関大への進学者が多い府立高10校に新設された文理学科では、さらに深い理解力や判断力を問うため、国語と小論文で独自問題を出題。

 残りの英語、数学も発展的な能力をみる内容で、難易度の高い構成となった。合格発表は3月2日。府教委による教科別の出題の狙いは次の通り。

◆国 語
 文章を読み、内容をメモにまとめる実用的な言語活用力を試した。作文では求められた条件に従って自分の意見を表現する力もみた。文理学科独自の問題では、小説家の姿を描写した文学的文章から筆者の心情の変化を読み取らせた。

◆数 学
 文理学科や理数科など向けの問題では、線分の長さの求め方を書かせて問題解決法を数学的に説明する力を求めた。それ以外の学科では、2種類の買い物券での割引を計算するなど、身近な素材を採用しながら基本的な理解力を問うた。

◆英 語
 日常会話のリスニングを含め、実践的コミュニケーション能力をみた。文理学科や英語科などの学科では、長文の量を増やし、読解力や発展的な運用能力を求めた。図表を読み込んで自らの考えを表現する英作文も盛り込んだ。

◆理 科
 生物、化学、地学、物理ごとに設問を置き、バランスに配慮した。身近な野草観察からは基本的な知識を確認。地球から見える金星の形をイラストから選ぶのではなく記述させるなど、科学的に思考して表現する能力もみた。

◆社 会
 これまで歴史、地理、公民を融合していた設問から、4問構成に変更し、分野ごとに資料を活用する技能や多面的な思考力・判断力を問うた。公民では最近、各地で住民投票が相次いでいることから、地方自治の問題を取り上げた。

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 「公立中学給食実施拡大中!」と、補助制度の成果を強調する大阪府の橋下徹知事に対し、他党からは「選挙向けのバラマキ」との批判もある中学校給食への補助制度。アンケートへの回答では、市町村の多くが慎重な姿勢のままだ。弁当が定着し「生徒の9割は弁当を持参している」(府教委)とされる府内の公立中学校。5年の補助実施期間で「完全給食」を実現するには、ランニングコストなど課題も少なくない。

 「市役所につめかけて『給食やれ』って突き上げてください」。橋下知事は最近、自身が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の街頭演説などで、決まってこう訴える。

 19日に泉南市で開催された「大阪維新の会」のタウンミーティングでは、約1100人の参加者の前で、向井通彦市長に「市長、(中学校給食を)やりますよね?」と迫った。向井市長が「教育委員会と話し合います」と回答すると、橋下知事は「やると決まりました」と、やや強引に会場に向かって「宣言」してみせた。

 ただ、今回のアンケートで、泉南市教委は「財政が厳しく、耐震化や施設改修を優先させたい」と回答。担当者は「(タウンミーティングの)噂は聞いている。市長の指示はまだないが、試算の準備はしている」と困惑気味だ。

 府教委は、府内公立中学での完全給食の実施率の低さについて、「高度経済成長期で生徒が激増し、校舎建設に追われ給食に手が回らないうちに財政が厳しくなった」と分析したうえで、「給食は市町村の問題という意識があり、これまで府では優先順位の高い政策課題とは認識されていなかった」と明かす。

 そうした中、予算編成作業のぎりぎりになって、府教委側の予算要望ではなく、橋下知事自らが打ち出したのが今回の補助制度だった。ただ、市町村にとっては、初期費用の助成は受けられても、運営費負担が重くのしかかる。府教委によると、自校調理方式の場合、生徒数500~600人の中学校で運営経費は年2200万円程度。光熱水費なども必要だ。

 「制度の趣旨には賛同するが、コストの問題がある」(高石市)、「耐震補強を優先している状態で、府が補助するからといってすぐに飛びつくこともできない」(太子町)と、財政難の市町村の多くは慎重だ。市内18校中14校で選択制給食を実施している吹田市でも「ランニングコストのやりくりが厳しい」と、府の補助の活用には慎重な姿勢を示している。


 追手門学院大学(大阪府茨木市)に通っていた在日インド人の男子学生(当時20)が2007年、学生間のいじめが原因で自殺したとみられる問題で、同大学は「いじめの可能性を見抜けず、大学として適切な措置を取らなかった」として22日、落合正行学長ら7人を1~6カ月の減給処分とする、と発表した。また、すでに退職している07年当時の学長からも給与の一部を自主的に返還してもらうという。男子学生が在籍していた経営学部の学部長は1月13日付で学部長を辞任した。


 難しい英単語を聞くと、右脳の活動が高まり、易しい単語の時には左脳が活発に働くことが、首都大学東京の萩原裕子教授らが小学生約500人の脳活動を計測した研究でわかった。

 右脳は音のリズムや強弱の分析にかかわっているとされ、研究結果は、英語を覚えるにつれ、右脳から左脳に活動の中心が移る可能性を示している。外国語の習い始めには音を聞かせる方法が良いのかなど、効果的な学習法の開発につながるかもしれない。米専門誌電子版に25日掲載される。

 萩原教授らは、国内の小学1~5年生が、難度の異なる英単語を復唱している時の脳活動を測定した。abash、nadirなど難しい英単語を復唱する時は、右脳の「縁上回(えんじょうかい)」と呼ばれる場所の活動が活発になり、brother、pictureなど易しい英単語では左脳にある「角回 (かくかい)」の活動が高まった。萩原教授によれば、新しい外国語を学ぶ時には、まず右脳で「音」の一種として聞くが、慣れるにつれ、日本語を聞く時のように意味を持つ「言語」として処理するようになるとみられるという。

 単語の意味を理解するなど言語を処理する能力は主に左脳がつかさどると考えられている。だが、子どもが外国語を覚える時の脳活動については、よくわかっていなかった。

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