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 「次代のリーダー育成」を掲げる中高一貫の男子校、海陽中等教育学校(愛知県蒲郡市)は、入学金のほか、年間約276万円の学費を6年間全額免除する「特別給費生」制度を導入する。2011、12年度の入学者限定で、それぞれ約10人を対象にする。同校は全寮制のため、寮費を含めた学費が他の中高一貫校に比べて高いとの指摘があり、不況下でも優秀な生徒を確保するのが狙いだ。

 海陽中等教育学校は英国の名門私立イートン校をモデルに、トヨタ自動車やJR東海、中部電力など中部財界が中心になって06年度に開校した。「ハウス」と呼ばれる寮に教員資格を持つ「ハウスマスター(寮長)」をはじめ、出資企業から派遣された若手社員が「フロアマスター」として住み込み、生徒に勉強や日常生活を指導する。

 1年間の学費は、授業料69万6千円をはじめ、寮費120万円、食費39万円など総額で約276万円に上る。特別給費生は在学中、これらが全額免除される。費用は出資企業からの寄付などで賄う。

 11年度の希望者には、来年1月の通常の入試に先立ち、12月に特別に入試を実施する。通常の学科試験に加え、自己PR書類などから人物も総合的に判断する。篠崎高雅事務長は「学費を考えて受験をためらっていた子も挑戦してほしい」と話している。

 同校には開校当初から、生徒の成績や保護者の世帯収入などを考慮し、最大で年間200万円を支給する奨学生・特待生制度はある。だが、不況も影響し、今年4月の入学者は、定員120人に対し、67人にとどまった。合格したにもかかわらず、入学を辞退した生徒が予想を上回ったためという。


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