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 京都府内で2011年の1年間に刑事事件を起こした19歳以下の少年は、2773人にのぼる。少年1千人あたり15.5人。全国平均の10.7人を上回り、全国で最も高い割合となった。府警は重く受け止めており、行政や民間団体と対策に乗り出す考えだ。

 府警や警察庁のまとめ(暫定値)によると、検挙・送検された2773人の半数を小中学生が占める。内訳は、小学生93人(3.4%)、中学生1341人(48.4%)、高校生752人(27.1%)、あとの21.1%は働いている少年や無職、大学生など。全体の7割が万引きや自転車・バイク盗の容疑、3割は傷害や暴行などの容疑だ。

 全国最悪となったのは過去10年間で07、09年に続き3回目。一度事件を起こし、再び検挙・送検された少年の割合も38.1%(全国平均32.7%)と高く、2年連続でワースト3位。なぜ京都は少年の犯罪が多いのか。府警少年課は「特有の原因があるのかどうか、わからない」という。

 一方、府警が検挙・送検した少年の数は減少傾向にあり、02年の4002人に比べ3割以上減った。全国的にも同様の傾向がみられ、府警は「街頭での見回りや自転車盗の取り締まりを強化したため」とみる。

 府警は「少年対策元年」を掲げた10年度以降、少年犯罪の未然防止に力を注いでいる。府警OBが学校で行う「非行防止教室」の開催は、昨年だけで585回。事件後に少年の学習支援や相談相手を引き受ける「立ち直り支援」では、昨年末までに50人をサポートした。

 それでも全国最悪値という厳しい状況に、少年課の担当者は「行政機関や民間団体との連携を深め、対策を講じたい」と話す。

 少年1千人あたりの検挙・送検者の比率(11年)が高い「ワースト5」(京都以外)は、福岡(15.4人)▽高知(14.3人)、岡山(13.5人)▽広島(13.2人)となっている。

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