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全国学力テストに自治体で唯一、参加しないなど独自の教育方針を主導した愛知県犬山市の瀬見井久教育長(72)が20日、来年10月の任期切れを待たずに今年11月20日に辞任する意向を明らかにした。「政権交代で学力テストも抽出方式に変わり、犬山が目指した教育の流れになりつつある。良い引き際のタイミング」と述べた。
瀬見井氏は平成9年に教育長に就任。19年度に復活した全国学力テストについて「過度の競争原理導入は個人の格差を広げるだけ」と批判し、2年連続で不参加を決めた。しかしテスト参加を主張する田中志典市長が教育委員を入れ替えるなどしたため、市は本年度からは参加に転じた。
瀬見井氏はほかに20人以下の規模で行う少人数授業や、児童、生徒同士が教え合う「学び合い」の授業など、子供の主体性を生かした独自の教育改革を実行し、注目を集めた。
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