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 鹿肉を使った県内初の給食が18日、滋賀県日野町のすべての幼稚園と小学校で振る舞われた。深刻化する農産物への食害に対応し、町は銃でシカを駆除しているが、その後の有効利用が課題だった。町が定める「地産地消給食の日」のこの日に出したメニューは、鹿肉カレー。約1600人の園児・児童の評判はまずまず。関係者は鹿肉処理の切り札として期待している。

 シカによる農産物被害は日野町だけで年間約750万円に上る。このため、町は昨年度248頭を駆除。食害は他の市町でも深刻で、県全体では7300頭を駆除した。駆除した後のシカをどう処理するか。それが各市町の悩みだった。

 県東近江農業農村振興事務所や日野町は、鹿肉料理の普及をめざした。昨年秋に町猟友会が町内に鹿肉の処理施設を建設。これを機に、本格的に売り込み始め、給食に出す運びとなった。

 鹿肉は硬く、独特の臭みがあり、調理には工夫が必要だ。給食調理員は今年から鹿肉カレーをメニューに採り入れたカレー店のオーナーから研修を受け、調理に臨んだ。ぬるま湯に10分ほど肉をつけて血抜きした後、カレー粉やしょうが、リンゴのすりおろしを入れていためた。

 同町大窪の町立日野小学校(532人)で鹿肉カレーを味わった6年生の野中和樹君(11)は「肉は硬くなく、においも大丈夫だった。おいしかったので、もう一度給食で出たら食べてみたい」と話していた。


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